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はんだクラック(はんだ割れ)/コールドジョイントの見分け方と補修

はんだ不良は「動いたり温まったりすると直る」「一定時間で再発する」といった“断続的な故障”の原因になりやすく、現場では見落としやすいトラブルです。本記事では、はんだクラック(はんだ割れ)とコールドジョイント(いわゆる冷はんだ)の違い、見分け方、補修の基本手順、再発防止のポイントをまとめます。

はんだクラックとコールドジョイントは何が違う?

はんだクラック(はんだ割れ)

はんだ接合部に微細な亀裂が入り、導通が不安定になる状態です。熱サイクル(温度変化の繰り返し)や振動、基板のたわみ、重い部品の応力などで起きやすく、外観では分かりにくいことがあります。

コールドジョイント(冷はんだ)

十分な熱が入らない、または表面状態(酸化・汚れ)などが原因で、はんだが金属面に適切に濡れ広がらず、見た目が灰色っぽく多孔質・ザラついた状態になり、信頼性が下がる不良です。

関連して押さえたい不良(現場では混同しやすい)

起こりやすい原因

コールドジョイントの主因

はんだクラックの主因

見分け方(症状・外観・測定)

症状から当たりを付ける

目視(ルーペ/実体顕微鏡)で見るポイント

コールドジョイントの典型サイン

はんだクラックの典型サイン

電気的な確認(テスター/オシロ/通電試験)

見えない場所の不良(必要に応じて)

補修の基本方針(まずは安全とダメージ回避)

コールドジョイントの補修手順(リフロー中心)

用意するもの

手順

手順1:清掃とフラックス塗布

接合部周辺の汚れや古い残渣が多い場合は、先に清掃します。その後、対象のはんだ部にフラックスを塗布して、濡れを促進します。

手順2:いったん溶かして“濡れ直し”する

こて先をパッドとリードに同時に当て、接合部が均一に溶ける状態を作ります。溶けたら、少量のはんだを追加して濡れ広がりを作り直します。

手順3:過剰はんだは除去して形状を整える

ブリッジや盛りすぎを防ぐため、必要に応じて吸い取り線で余分なはんだを除去し、フィレット形状が確認できる状態に整えます。

手順4:冷却中に動かさない

凝固中に部品が動くと不良が再発しやすくなるため、固まるまで触れずに保持します。

手順5:清掃・再観察・導通確認

残渣が多い場合は清掃し、拡大観察で濡れ・ブリッジ・クラック兆候を確認します。その後、導通や機能試験で再現条件を満たして再確認します。

はんだクラックの補修手順(再はんだ+応力対策)

亀裂だけなら「再はんだ」で直る場合

微小クラックでパッド/リード自体に損傷がない場合は、フラックス塗布→再溶融(リフロー)→少量のはんだ追加→形状整え→冷却保持、で改善することがあります。

再発しやすい箇所は「応力の原因」も同時に潰す

パッド剥離・導体損傷がある場合

ランドが浮いている、パターンが切れているなど、基板側に損傷がある場合は、ジャンパ配線やパッド再生など専門的なリペア領域になります。無理に加熱を続けると損傷が拡大するため、修理手順書に基づく対応や専門業者への依頼を検討してください。

失敗しやすいポイントと対策

温度だけ上げて“時間を短縮”しようとする

温度を上げすぎると、部品の熱損傷やパッド剥離、基板の変色などのリスクが増えます。適切な熱容量のこて先選び、予熱、フラックス活用で「必要な場所に必要な熱」を入れる方が安全です。

汚れた面に盛るだけで終える

表面が酸化・汚染されていると濡れが改善せず、見た目は直っても再発しやすくなります。清掃→フラックス→濡れ直しの順で工程を作るのが基本です。

冷却中に動かしてしまう

凝固中の微小な揺れが不良の原因になることがあります。固定や保持の工夫を入れ、「固まるまで触らない」を徹底します。

どこまで自力で対応し、どこから専門業者に任せるべきか

再発防止チェックリスト

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