修理できない基板、いわゆる修理対応不可の基板とはどのようなものなのかについて解説。また、基板修理業者が失敗・断念した基板修理依頼の事例についても併せて紹介しています。なお、基板修理業者の対応可否はそれぞれに異なりますので、修理に出したい基板が対応可能なのか各業者へお問い合わせください。
どのような基板の修理に対応できないかは、基板修理業者によって異なるものです。しかし、一般的に修理不可、対応不可の基板にはいくつかの特徴があります。例えば、基板が曲がったり亀裂が入ったりして内部回路が断裂している・基板に焦げ跡があるなど、焼損が激しい状態だと修理不可能となることがほとんどです。
また、基板に搭載されている部品を紛失しており、代替部品が入手できない場合や作業の安全性に問題がある場合も修理対応不可となることがあります。ほかにも、メーカー保証切れにより保守対応不可になる場合や生産中止基板、仕様書・回路図のない製品の基板、海外製基板、他社が既に一部修理を行っている場合なども修理対応が不可となる可能性が高くなります。

稼働後に異音がしてチラーユニットが作動しなくなったというヒートポンプ制御基板の事例。緊急かつ納期限定のお客様。基板は、虫害により、24V系統で短絡が発生するとともに、200V系統も損傷を受けていました。
修復後に電源は入るようになりましたが、希望期間内での正常運転(全エラー解除)は断念せざるを得ませんでした。
過電流エラーが解除できないというサーボアンプ制御基板の故障の事例。故障した主要部品と同等の部品を入手することができなかったため、修復を断念しました。

「電源を入れるとファンは回るが点火できない。また、点火できても自動的に消化する」というファンヒーター制御基板の事例です。他社の修理業者が部品交換途中のまま中断。そのため、ハンダ割れ数十か所、傾斜センサ取付湾曲、灯油タンクセンサ破損、予熱温度センサ接触不良、操作SW故障数個など、未対応が多い状態でした。
他業者の作業により、製品本来の姿が失われていることから、安全上の理由により修理を断念しました。

農耕機の制御部基板に関して、姿勢制御ができなくなったという事例。基板自体がコーティング材にどぶ漬けされた物でした。コーティング除去と再施工が容易でないことと安全性の観点や技術的観点等にかかわる難しい部分であったことにより、お断りしました。
エンジン制御不良のオートバイのイグナイター基板の事例です。安全性の観点や技術的観点等にかかわる問題があったため、お断りしました。
一旦、他の基板修理業者で修理した基板の再修理は断られてしまう可能性もあるため、修理を依頼する業者選びはしっかり行うようにしましょう。
以下のページでは、おすすめの業者を紹介していますので、併せてご確認ください。
急ぎでお願いしたい基盤の修理や複製。ここでは正確に、早く作業してくれる業者を探している法人や個人の方に、おすすめの業者をまとめました。

修理成功率99%、納期平均約7日間と、技術と速さを兼ね備えた企業。
月間約1,300件の修理を行う。

デバイスや医療機器の受託製造を行う技術力を基板複製にも活用。
回路図不要、多層基板でも対応可能で、1年間の保証付き。

産業機械の基板修理も行う技術力を、個人向けにも提供。新潟県の本社に直接持ち込みすれば11,000円の修理の可否の調査費も無料に。
※基板修理の業者をお探しの方に向けて「基板修理 業者」でGoogle検索を行い、結果に表示された上位業者37社から、以下理由で選定をしております。(調査期間はすべて2024年6~7月)
ラヴォックス:調査企業で修理成功率、月間修理件数が最多であり、納期が一番短い
参照元:ラヴォックス公式サイト(https://www.loveox.co.jp/repair/)
JOHNAN:複製についての記載がない企業が多い中で、複製についての受付記載が掲載されている
参照元:JOHNAN公式サイト(https://www.johnan.com/repairs/pcbrepairs/)
ハイン:法人向けも対応する企業の中で、唯一個人向けにも対応している