産業機械や制御盤のトラブルにおいて、トラブル原因の一つになりやすい部品が「リレー(継電器)」です。「リレーを交換したら動き出した」という事例は枚挙にいとまがありません。この記事では、なぜリレーが故障するのか、その寿命の仕組みと代表的な故障モードである「接点不良」「溶着」について解説します。
リレーは、電気信号を受け取って機械的にスイッチをオン・オフする部品です。コンデンサや抵抗などの静止部品とは異なり、物理的に動く「可動部」を持つため、明確な寿命が存在する消耗品です。
カタログスペックを見ると、リレーの寿命には大きく分けて2つの種類が記載されています。
接点に電気を流さない(負荷をかけない)状態で、単に開閉動作だけを行える回数です。カタログ上は数百万回以上の例が多く非常に長い寿命が設定されていますが、最終的には内部のバネや可動鉄片の金属疲労により破損します。
実際にモーターやヒーターなどの負荷を接続した状態で開閉を行える回数です。特にLED照明や電源装置のような『突入電流』が大きい負荷の場合、接点へのダメージが大きく、寿命はさらに短くなる傾向があります。こちらは負荷条件によって大きく変動し、耐久性曲線や実使用条件で見積もると、機械的寿命に比べてはるかに短くなります。基板修理やメンテナンスにおいて「リレーの寿命」という場合、ほとんどがこの「電気的寿命」を指します。
リレーが寿命を迎えると、主に以下の2つのトラブルが発生します。
「リレーのコイルには電気が来ている(カチッと音はする)のに、接点がつながらない」状態です。
スイッチの開閉時に発生するアーク熱によって、接点表面が硫化(黒変)したり、空気中の有機ガスやシリコンガスが反応して絶縁性の高い被膜(カーボンや酸化シリコン)として堆積したりします。
現場でよく聞く「リレーをドライバーの柄でコンコンと叩くと一時的に直る」という現象は、衝撃で接点の接触位置がわずかにずれ、たまたま導通しただけに過ぎません。故障原因である被膜は残ったままであり、接触抵抗が増大しているため、そのまま使うと異常発熱による焼損・発煙、状況によっては発火につながる恐れがあります。また、接点表面が荒れることで次は接触状態が不安定になり、機械が破損する危険性も高まります。叩いて動き出したら、即座に交換すべき危険なサインです。
逆に、「スイッチが開くべき(OFFになるべき)なのに、閉じたまま離れない」状態です。
大きな突入電流やアーク熱によって、金属接点同士が溶けて物理的にくっついてしまう現象です。停止ボタンを押しても機械が止まらない、ヒーターが加熱され続けるといった事態を引き起こすため、安全上非常に危険な故障モードと言えます。
また、固着には溶着のほか、表面荒れによる引っかかりもあります。
リレーは半導体とは異なり、使えば使うほど摩耗する部品です。トラブルが発生してから対処する事後保全では、機械の停止時間が長引く恐れがあります。
特に頻繁にON/OFFを繰り返す箇所のリレーについては、カタログの電気的寿命や耐久性曲線、実使用条件での確認結果を目安に、予防保全(定期交換)を行うこと、また修理の際は必ず新品の信頼できるリレーに交換することが重要です。
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